このコロナ禍で試合観戦の形もずいぶん変わりました。
ここでは、あなた自身もプレーヤーで、ある試合に参加しているとします。
そこであなたの待ち時間=他社の試合観戦をしている場合としますね。
このコロナ禍では、密を避け、マスクを着用、歓声をあげない(大きな声を出さない)ことをルールとして試合開催している場合が多いですよね。
そんなある意味“静かに試合を見る”といったことが昨今の常識となりつつあります。
さてそこで、静かに試合を見ているあなたにできること。
それは、集中して分析するために『いいね!』と認めることです。
これからどういう視点でどう分析すればあなた自身が伸びるのか?についてご紹介します。
すごいヤツを見つける!
これは簡単です。プレー中の試合を見渡して、“この人スゴイ!”を見つけます。
あなたが誰のどのプレーをスゴイと感じたか?これが大切です。
あなたの目に留まるプレー。それは憧れであり、あなたが必要としている能力かもしれません。
変なプライドに邪魔されて、目を逸らしてはいけませんよ(笑)
誰かに敗北宣言を出すわけではないです。
あなたの中でスゴさを認めて『いいね!』としましょう。
※『いいね!』はあなたが吸収することになります。後ほど説明します。
良い雰囲気を感じる!
声が出てて、良い雰囲気のチームってありますよね?
ではどこがどう良いのでしょう?それを見つけます。
これは目に見えにくいものなので、少しコツがいります。
まずは、良い雰囲気のチームはどれかな?といった気持ちで見渡す。これが意外に大切で、意識をもって見ることで、雰囲気を感じることができます。
なんとなく見てると、誰かの強烈スパイクやサーブだけ見てるってこと多いです(笑)
良さそうなチームを見つけたら、プレーヤーの表情や声出しに注視してみましょう。
“ミスしたとき”、“おされているとき”なんかが特に参考になりますよ。
押せ押せのときに盛り上がるのは当然ともいえます。
苦しいときにどれだけ良い顔してプレーできてるか?そんなチームを見つけることができたら、絶対マークです!
ミスをしたプレーヤー自身が元気なのか?
それを上手くフォローするスゴイひとがいるのか?
プレーヤー外の指導者やチームメイトが伸び伸びできる環境を作ってるのか?
良い雰囲気の“源”を見出だして『いいね!』です。
異性を見つめる!
“異性を見つめる”これもまた大切な観戦法です。
あなたが女性であれば男性を,男性であれば女性を。
決してやらしい視線ではなく真面目な眼差しで(笑)
これは男女混合ならではですが、同性のプレーの善し悪しを評価するのは簡単なんですよね。
それは“自分なら...”といった見方ができるから。
逆に異性をどう評価するかといった視点では、自分にないものを持っているので、見方が変わります。
一例ですが、あなたが女性なら、男性のプレーをみたときに、身体能力なんか気になりますよね?そもそも身長があって、ジャンプ力があって…なんてズルいとも思います。
逆にその能力に頼り切って雑なプレーヤーなんかもいますよね?
あなたが見るべきはその身体能力ではなくて、“どう身体を動かしているか?”なんです。
例えば、体格のいいプレーヤーが肩をまわして打つ強打は参考にならず、細見だけど、大きくて綺麗なフォームで決めるプレーヤーの方が身体の使い方が上手なので参考になります。
一例ですが、あなたが男性なら、女性のプレーをみたときに上手さを感じるときはないですか?
女性は男性ほどの身体能力ではない(例外もいらっしゃいますが)ので、上手に身体を使っている方が多いです。そして頭もいいです。
例えば、男性の2枚ブロックに果敢に挑む女性スパイカーのブロックアウトとか。
打点が低いからブロックへ向かって、打ち上げる角度になるので男性ブロッカーはシャットしにくいんですよね。そこへタイミングずらされて指先かすめてスパっと外側に打たれて得点されたりします。
他にもプレーだけでなく、チームの男性プレーヤーのフォローが上手い方も多いです。これも気にしてみないと、なかなか気づかないものです。ぜひとも気づいて勉強しましょう。
異性ならではのこと。そして、それは自分にもできるかもしれないこと。それに気づいて『いいね!』です。
『いいね!』と思ったことを自分にフィードバックする!
さぁ、あなたが『いいね!』したこと、これをあなた自身にフィードバックしていきますよ!
あなたがすべきこと。そう!
完コピ(完全コピー)です!
いいね!したことを思い描いて身体を動かします。
このときに適した精神状態は“目指すことへのあこがれ”です。
「おれ(私)だって、負けてねーわ!」なんて思ってしまったら完コピできませんよ。
“ああなりたい!”って思いが強いほどコピーは成功します。
例えばそれがプレーであれば、まず目を閉じてその目標プレーヤーの動きを思い描いてスローで動いてみます。
徐々に早く、身体が覚えるまで繰り返します。そこから実際にプレーしてみましょう。
意外に早くあなたのモノになるはずです。
例えばそれがプレー外の声掛けだったりしたら、その目標のひとはどんな声掛けをしていただろう?
どんなタイミングだったろう?と整理して、プレー中に「あのひとならきっとこう声を掛けるはず!」
と想像しながら実践するといいです。
多分、あなた自身の人柄も変わります(笑)
さいごに
今回は自分自身が伸びるために、静かに集中して試合観戦するシーンについてご紹介してみました。
私の場合、記憶力が残念なので、携帯のメモ機能を開いておいて『いいね!』の内容を残しながら観戦しています。
当サイトでも尊敬すべきプレーヤーから学んだテクニックが多数掲載されてます。
スパイク(アタック)のコツ −コース打ち分け−にある、レアテク「超クロス」なんかもそうです。
実は、高校6人制バレーの審判しに行ったときに『いいね!』と学んだプレーなんです(笑)
そう考えると、このコロナ禍で歓声をあげることのできない試合観戦でも楽しめますし、思ったよりいいことありますよね?