うまく言えないけど,なんとなく“プレーが騒がしいひと”なんて周りにいませんか?
明るくて賑やか…とかではなくて、なんとなくいつもバタバタしている…そんなプレーヤーです。
もちろん本人だって好きでそうやっているわけないんですよ!
だけど、悲しきかな,そんなひとにはあまり上手ではない方が多いです。
逆にバタバタしないひとは、プレーのひとつひとつが上手く美しいです。
ではなぜ“バタバタ”してしまうんでしょう?どうしたら良くなるんでしょう?
そしてバタバタしなくなったら どんないいことがあるのでしょう?
ご紹介したいと思います。
なぜ“バタバタ”しているの?
ずばり“バタバタする”イコール“無駄な動きが多い”です。
プレーひとつするのに、不要な動き…無駄な動きとはどういう動きなんでしょう。
迷いがある
バレーボールに限ったことではありませんが、なにをしてても迷いがあればそれは“無駄な動き”として現れます。
歩いてても、自転車乗っても、自動車でも,『右?左?』なんて迷うときは、オロオロと無駄な動きしてますよね。
予想ができない
上記の[迷い]と似てますが、単に初心者だったりして、経験値が低く,
“次に何が起きるか?”を予想できない場合も“無駄な動き”につながります。
『型』にこだわり過ぎている
これは、どんな環境でバレーボールを学んだか?によるんですが、例えば,
「レシーブは身体の正面で、腕と胸で大きな三角形を作って、前傾姿勢で手首とヒジの間の面でボールを…」
なんて、言ってることは間違いないのですが、この『型』を強く守るよう指導された場合、実は“バタバタ”の一因になったりするんです。
そう。『いつでも必ずこの型で!』と優先してしまうことになり、結果、ギリギリ届くかどうかのボールにも手を出すのが遅れてしまいます。
意外にも『型』を整えるためにバタバタして、ボールに間に合わないという残念なことに。
ときに柔軟な対応力を阻害してしまうんですね(汗)
どうしたら“バタバタ”しないか?
『型』をやぶれ
「型なんてやぶっちゃいなよ!」というと今風で広く受け止めてしまいそうですが、セオリーな型を絶対とする必要はないと思います。
例えばレシーブで、ボールさえ上がればそれは身体の正面じゃなくてもいいんです。
両の腕のキレイな面で受けてなくてもいいんですよ。
ラクを追い求めてもいい
「ラクを求めて」なんて聞くとサボってるように聞こえますが、そうではなくて(笑)
レシーブでもスパイクでもブロックでも…その処理すべきボールへ最短距離で向かって素早く,そして最小限の動きで処理しましょう。
ずいぶんラクしてるように見えるはずです。きちんとボールを処理しているのですからそれが良いんです。
経験を積む
これは経験値なんで今すぐ解決できることではないですが、慣れることによって、どんどん無駄は省かれていくことをイメージしていてほしいです。
イメージを持つだけで、今後の伸びるスピードがあがります。
女子Vリーグ現役プレーヤーのレシーブ
今回この記事を書こうとおもった背景なんですが、若いころ(?)に女子Vリーグ現役プレーヤーに学ぶチャンスがあったんです。
そのときは対人パスをさせて頂いたのですが、こちらが変なとこに返しちゃっても、フワッと構えて全然その場から動かないんです。
腕だけ伸ばしてポン,ポンっと全て同じところにボールが返ってきます。
異常なまでの効率の良さ。神ってましたよ(笑)
慌ててるこちらが恥ずかしかったのを覚えてます。
さいごに
“効率よく動くあなたは美しい”
これがプレーにおいてとても大切なことなんだと思います。
ムダなく動くひとはとても上手に見えて美しいんですよ。
身体も疲れないし、余裕も生まれますから言うことなしですよね。
他者に魅せる良い動きを追い求めれば、どんどん上手くなりますよ!