日々、新型コロナの話題でもちきりですね。

国内では集団(クラスター)感染を懸念して、各種イベントの中止が相次ぎ、ついには小中高学校及び特別支援学校が一斉休暇となりました。

スポーツを愛するみなさんにおかれましては体調不良などなく、元気にお過ごしでしょうか?

今回は、新型コロナウイルスにより体育館でスポーツをする私たちへの影響について考えます。

 

現在の体育管休館,開館については、新型コロナ不安と体育館利用状況(都道府県別)を参照ください。

 

学校体育館の借用は絶望的

普段から、夜間(19時から21時)の学校体育館を借用されてスポーツを楽しまれる団体は多いと思います。

この場合、“一斉休校”イコール体育館貸し出しも例外なくお休みです。(かくいう私もそのひとり)

 

確かに休校は“集団感染を抑え、不要不急の外出を控えてもらう”ことが目的ですから「体育館で運動したい」なんて、そうそう聞き入れてはもらえないですよね。

 

「軽い運動でもしておきたい。」そんな場合はどうしたらいいでしょうか?

 

市営体育館は開放中

“学校体育館”でない体育館(市営体育館など)は開放されている場合があります。

体育館の多くは、所属市町村の役場(市役所)による運営であり、今のところ役場職員の一斉休暇となってはいないからです。

 

使用したい体育館を運営する役場や体育館へ問い合わせてみるといいですね。電話一本で即わかります。

 

4月24日追記

緊急事態宣言が全国に拡がり、各自治体の判断において、体育館の一般開放の自粛をはじめたところが多いとのこと。

確認できた範囲では全滅にございます。

 

多人数での活動には不安材料

うまく借りれる体育館があったとしても、普段どおり人を集めてスポーツするには不安があります。

前述したとおり、集団(クラスター)感染のおそれですね。

 

では、新型コロナウイルスとはどのように感染するのでしょうか?

厚生労働省の発表(R2.02.25)によると、

一般的には飛沫感染、接触感染で感染するとし、空気感染は起きていないと考えられています。

また、閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどがなくても感染を拡大させるリスクがありますとのこと。

 

飛沫感染

感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。

 

接触感染

感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。


どうやら“閉鎖した空間で、多くの人といてはいけない”ということ。

 

飛沫感染。いっときエアロゾル感染とも言われてましたが、ウイルスを含む微量な水分の移動により感染するため、マスクでも防ぎきるのは難しいように感じます。

まして、マスクしながらスポーツはキツイですよね…。

酸素量を抑えるための修行か?なんて思ったこともあります。

どうやら本サイトで応援している「ソフトバレーボール」をいつものメンバーで楽しむには、飛沫も接触も該当してしまいますね。(汗)

 

体育館は閉鎖された空間?

ちなみに体育館は“閉鎖された空間”に該当するのでしょうか?

広く開放的に感じますが…該当します。

あんなに走り回れるほど広くても、じつは“換気が悪い”のです。

 

体育館は構造上、天井が高いけど、柱を入れることができず、壁面の強度をあげることで耐震基準をクリアしています。

その強度確保のために、大きな窓は上部のみに取り付けられおり、床面には小窓だけが設置されているのです。

 

夏場の体育館を思い出してほしいのですが、蒸し暑いですよね。そして外のほうが風が抜けて涼しいですよね。

小窓を開けたくらいでは、あの大きな体育館の空気量を入れ替えるのはなかなか難しいのです。

(業務用扇風機を数台おいてもキビシイ)

 

このことから、他の利用者さんと充分に距離を取れない空間に長居するのもよろしくなさそうです。

 

貸し切り状態のごく少人数

あくまでも感染の可能性が高い(拡大傾向)のである場合は、上記のことから、体育館スポーツはなかなかキビシイです。

もし、体育館が貸し切り状態で、1,2人の少人数でかつ、近しい間柄(長期的に体調傾向を把握している)であれば、短時間軽く身体を動かすのは有りかもしれません。

ボール,ネットやゴールの感覚を少しでも…ということありますよね。

 

アマチュアスポーツ活動団体の実際

では、普段スポーツ活動をしている団体は現在どのようにされているのでしょうか?

私の確認した範囲でいうと、学生を含まない、一般の方々で構成されているところは変わらず活動されているところが多いようです。

普段は学校体育館を借用されているところでも、市営体育館などの空き状況を確認して調整されています。

体調傾向を入念に確認しつつ、参加の有無は個人の判断に任せているといったところでしょうか。

 

さいごに

体育館利用者のすべてが健康で、ウイルスの潜伏さえ起きてないと証明できるものであれば、何も恐れず自由にスポーツできるのでしょうけど、残念ながら新型コロナさんはそうさせてくれません。(というより、感染力のあるものすべて)

 

そもそも政府が下した“一斉休校”の判断も、良いか悪いかは今後の結果をみてみないことにはわかりません。

英断とも過剰とも世間の声はさまざまです。

 

体育館スポーツにしても同様に、“普段とおり”も“自粛”もどちらが正しいかなんてわかりませんよね。

一般の方は結局のところ自己判断となるでしょう。

もし体育館を利用されるようであれば、上記の感染の仕方,メンバーの体調傾向把握そして体育館の換気についてご参考いただくことで、活動の一助となれれば幸いです。

 

コロナ影響による不安が一刻も早く取り除かれ、日常に戻ることを切に願います。

その頃にはみなさん、また存分にスポーツを一緒に楽しみましょう!

 

関連情報

新型コロナ不安と体育館利用状況(都道府県別)


 

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