あなた本人が、あなたならではのスパイクを決めた瞬間。
あなたは普段、どう喜びを表現するでしょうか。
ガッツポーズ?メンバーとタッチ?
はたまたクールに決めているかもしれません。
難しい状況のなか決めたスパイクであれば、きっと優越感に浸ることもありますよね。
“自分最高!”と鼓舞することは何も悪いことではありません。
喜びを表現することは、自身のポテンシャルを引き出すにも、とても効果のあることです。
ここでひとつ、視点を変えた声かけについてのメリットをお話したいと思います。
見出しのとおり“ナイストス!”という声かけです。
そしてこれは信頼関係を築くことで、あなた自身が得をする話でもあります。
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想像して欲しいのですが、いま、あなたが会心のスパイクを決めたとします。
だれがトスアップしましたか?
あなたが男性であればトスアップしたのは女性でしょうか。
あなたが女性であればトスアップしたのは男性かもしれません。
もちろんプレーの状況次第で必ずしもそうとは限らないのですが、男女混合ソフトバレーボールではローテーションの都合上、異性がトスアップしている状況が多いのではないでしょうか。
私は男性なものですから、男性プレーヤーにはとくにお伝えしておきたいのですが、
“女性を気遣って、得することあれど損することはない”
という考え方があります。
ソフトバレーボールのように男女混合(特殊ルール除く)でプレーするスポーツはまだ少ないですし、新鮮です。
ですから、異性を気遣うという視点も特有なのかもしれませんね。
そこで、スパイクを決めて、笛が鳴った瞬間、他の何よりもトスアップしたプレーヤーに“ナイストス!”と声かけをしてみましょう。
実際、そのトスが少々打ちづらかったとしてもです。
女性プレーヤーであればガンガンスパイクを打つ男性プレーヤーに遠慮がちな方もいます。経験が浅ければなおのこと。
「あなたのおかげでスパイクを決めることができた」ことを表現しましょう。
逆にあなたがトスアップしたとして、決めたスパイカーから“ナイストス!”と言われたらどうですか?悪い気はしませんよね。
もちろん嫌味があってはいけません。
誰がみても難しいトスであれば、
「がんばってあげてくれてありがとう!」とか「日ごろの連携のおかげで打てた!」などと言葉を変えてみましょう。
トスアップした側にしてみれば、なによりもまず自分をねぎらってくれることは嬉しいことです。
仮にトスアップ技術がまだ未熟であれば、「もっと気持ちよく打ってもらいたい。いいトスをあげたい!」とも思ってくれるでしょう。
難しいレシーブ返球を、普段であれば苦し紛れにツーで返してしまうプレーヤーでも、あなたのためにどうにかトスをあげようと変わってくれるかもしれません。
どうですか?こうして自分がスパイクを打つ環境はもっと良くなっていく,改善されていく可能性がひろがり、結果、単純にスパイクする機会が増え、決定率もあがることになります。
チームにとっても、あなた自身にとってメリットのある話だと思うのです。
もしこのような声かけを意識されてなかったのであれば、今後取り入れてみてはいかがでしょうか。
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さいごに
今回、私自身、普段からよく声かけが起きる環境で、そしてみんなで気持ちよくプレーできています。
そんななか特に効果があると思ったのが“ナイストス!”という声かけだったので、ご紹介しました。
生涯スポーツとも表現されるソフトバレーボール。
これからもみなさんが気持ちよく楽しめるスポーツであって欲しいなと思うのです。