今回は、技術的な話から少し逸れまして...「あれ?女性プレーヤーってSっ気ありません?」とふと感じたことに向き合ってみたいと思います。
男女混合のなかにいる女性プレーヤー
ソフトバレーといえば男女混合が醍醐味ですよね。
もちろん同性のみで構成される形態もございますが、ここでは男女混合ありきでお話しします。
男女混合ソフトバレーの試合というと、攻撃のメインは男性プレーヤーであることが多いですよね。
性別による身体能力の差からみると大筋そうなるとは思います。
そのなかでの女性プレーヤーというとトスアップやカバーといったサポート的立ち位置になりがちです。
男性メイン、女性サブといったカラーですね。
そんなカラーのなかからこそ見える“女性像”というものがあります。
女性リードというギャップ
女性プレーヤーはトスアップやカバーに動かれていることが多く、“控えめな印象”を感じます。
男性プレーヤーばかりが目立つシーンなんてありがちですしね。
私は6人制とあわせてバレーボール経験はそれなりに長く、まだ身体も元気ですが、幅広い世代の女性になにかとイジられます。
多分いちプレーヤーとしては認めてもらっているとは感じているのですが、なぜそんな立ち位置に?たまたまS気質の女性があつまったのでしょうか?(汗)
(特に現所属チームでは)比較的おとなしいプレーヤーではありますが、とてもそっとなんかしてもらえません(笑)
そしてどうやらこの状況は、私のみならず男性プレーヤー漏れなく全員のようです。
きっとこう感じたのは私だけではないはず(笑)
技術だけにフォーカスすると、男性プレーヤーとなりがちですが、実はチーム雰囲気をリードしているのは女性プレーヤーなのではないでしょうか。
バレーボールのプレーそのものとは別に、女性プレーヤーがリードしているなという雰囲気を感じます。
細かなことに気がつく不思議
『“S気質”イコールしっかりしている』という先入観があれば不思議ともなんとも思わないかもしれませんが、“控えめな印象”でありながら,
タイミングよくゲキをいれたり、褒めたり、調子を心配したり、といった“実は大切なこと”をしっかりされているのです。
これって無意識でされてるように感じますね。“不思議”です(笑)
私が普段「今のタイミングいいですね。」「よく見てますね。」なんて言っても、女性プレーヤーは「へ?なに?」といった具合でピンときていない。
なんだかもう...さすがって感じです (笑)
これが“S気質”と感じさせる本質なのではないでしょうか。??
そして、同性に対しても、注意力は変わらず発揮されるようです。
好みの女性だけにピント合わせがちな男性プレーヤーは見習いましょう。(アウトサイダー的発言 笑)
男性主体主義は損
かなりご年配ですが、私の知っているチームに”絶対男性主義!”を色濃く出している方がいらっしゃいます。
強い口調で怒られるので、そこでの女性プレーヤーは”萎縮(いしゅく)”しちゃってます。
そんな状況では自分の能力を存分に発揮することは難しいでしょう。
そんな時代を生きてきた世代だからなのでしょうけど、男女混合にもちこむのはいかがなものかと感じます。
“意見の強さは自分の実力次第”なんてことは有り得ません。
そんな考えはもう一昔前に払拭して、男女混合を理解して心から楽しんでほしいものです。
各プレーヤーが能力を発揮するからこそチーム力は上がります。
相手チーム分析より、自チーム内分析力が高い
これは上述の不思議から感じられたことですが、女性は相手チームといった“大きな枠”を対象とするより、普段からみている自チームや、メンバー個人に目を向けることにセンスが発揮されやすいのだと思います。
「あれ?この人いつもより調子が良さそう。」と気づくのは男性よりも女性なんでしょうね。
“分析”でチーム力をあげようと考える際には、役割分担の判断材料のひとつとなるかもしれません。
さいごに
さて、科学的になにひとつ証明できない話ではございましたが、みなさんの環境ですといかがでしょう?
私は「女性が笑顔じゃないチームは決して強くはない」と思ってます。
どれほど自分の実力に自信がある男性プレーヤーであっても、
”イジられキャラ”に落ち着く可能性はあります。(これが正解とはいいません)
読んでいて「あ、俺アリかも?」なんて感じた方、臆せずそんな輪の中へ。
そして流されてみるのも悪くないかもしれませんね(笑)