強烈ジャンプサーブをレシーブするコツ

長くソフトバレーボールに携わってきていますが、硬バレー同様、最近は強烈なジャンプサーブを打つプレイヤーが増えてきているなと実感しています。そんな強烈ジャンプサーブをレシーブするコツをご紹介します。

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レシーブするには、ジャンプサーブとはどういったものか整理しましょう。

攻略するため一番大切なことは、『相手を知る』これに尽きます。

あ、ここでいう相手はジャンプサーブそのものですね。

 

ジャンプサーブの特徴
  • 打点が高い
  • ネットとほぼ同じ高さから平行に打ち出される。

  • 球速が速い
  • 打たれてからレシーブするまでの時間が一番短い。

  • ドライブ回転である
  • 基本、失速しながら落ちてくる。

 

これらの特徴を踏まえて、ポイントを確認していきましょう。

 

気負いすぎて固まらないように

強烈なサーブが来る!と思うと身体か固まってしまうことがあります。

思えば不思議なことです。

強烈サーブが自分の正面にくるかどうかなんて解らないのにガチガチになってしまってるんです。

 

速いサーブほどレシーブポイントに移動する時間が少ないので、リラックスして柔軟に反応できる状態を心掛けましょう。

 

迫力に気負い過ぎて固まる場合もありますね。

大丈夫です。ソフトバレーボール なので顔に当たったところで怪我しません(笑)

 

突っ込みを強く

レシーブポイントに間に合うタイミングで、

「よし!」と手を出したら、もっと前にボールが落ちて「あれ?」ってなったことありませんか?

ソフトバレーボール は硬バレーより大きくて柔らかいので、ものすごく失速して変化するんです。

ですので感覚的に「ここだ!」と思ったポイントよりも前に落ちて当たり前と意識することが大切です。

意識していれば身体は前に動きます。

何も考えなければ同じことを繰り返しちゃいます。

 

逆に思ったよりドライブが弱いのに突っ込んでしまってたらどうするのかというと、

オーバーで上に弾きます。

手が間に合わなければ、胸でも顔でも当てにいきましょう。

先ほど触れましたが、ソフトバレーボール は失速します。打ってからレシーバーに届くころにはかなり遅くなっているんです。

私は「大して痛くないし、決められるよりいいや!」と考えるようにしてます(笑)

 

レシーブ面を広くする

ジャンプサーブはボールの勢いが強いので、レシーブした瞬間はボールがまだ食い込んできます。

真っ芯で捉えていれば問題ないですが、レシーブポイントがズレているとボールは左右にズレて意図しない方向に弾かれてしまいます。

ソフトバレーボール は柔らかいのでズレ易いのです。

対策として、レシーブ面を広くします。

アンダーであれば、右腕と左腕の間を少し離してみたり、ヒジに近い面に当てたりすると、レシーブ面を広くすることができます。

ちょっと職人技かもしれませんが、ヒジの内側の面でレシーブすると、ボールの勢いを殺すこともできます。

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セッターを意識し過ぎない

セッターを定位置から動かさないナイスレシーブをAパスと言いますが、これを意識し過ぎないってことです。

確かに強烈サーブをスパッと捌いて「見たか!」となりたいのは当然です。

けれども、Aパスを意識するあまり、レシーブ方向を気にしてしまって油断が生まれやすくなります。

ジャンプサーブは球速が速いため最後の変化まで、しっかり対応する必要があります。

まずは「上に上がればいいや」くらいの気持ちで臨んで、ハードルを上げるのは慣れてからにしましょう。

 

強烈なドライブ回転はレシーブ面に当たると前方に返りやすいので、上に上げたつもりが意外と良い位置に返せたりしますよ。

 

ナイスレシーブできそうだからAパスを狙ったら、相手コートに返ってダイレクトで決められたって場合は、欲張っちゃった系ですね(笑)

 

オーバーも選択肢

上記でも触れていますが、強烈ジャンプサーブといえどもオーバーでレシーブできます。

ソフトバレーボール なので。

ドライブ回転が弱めで伸びてきた時はオーバーで処理します。

トスをする訳ではなくて、指先と手のひら全体に当てて上に向かって弾くという使い方です。

スパイクレシーブをオーバーで処理する時と同じ使い方ですね。

意外と処理し易いので、この選択肢もありなんだと意識して、柔軟に対応しましょう。

アンダーレシーブだけと思っていると守備範囲が狭くなってしまいます。もったいないです。

 

手がサーブの威力に負けると後ろへ弾かれることがあるので、

味方プレイヤーがオーバーで処理しようとしたら、後ろへ流してしまうことを気にしておきましょう。

気にしておけば身体は反応します。ナイスカバーでチームを盛り上げましょう。

 

レシーブ範囲を確認する

これはレシーバー同士の連携です。

  • 2人でレシーブするのか、3人でレシーブするのか?
  • 2人であればフラット(横に同じ位置に並ぶ)?
  • 3人であれば三角型なのか?逆三角型なのか?

などと多種多様なので、相談して自分が取るべき範囲をハッキリさせておいて、迷わず動けるようにしておきましょう。

迷いは反応を遅くしてしまいます。

 

サーバーの癖を見る

レシーブ成功率は相手を良く見て分析するこで上げることができます。

  • 右利き?左利き?
  • ストレートドライブ?ドライブカーブ?
  • ネットスレスレから手前を狙う?コート奥を狙う?

など、色々なタイプがいます。

試合前、試合中でも意識してよく見て分析しましょう。

 

例えば、

右利きでドライブカーブを打つことが多いサーバーに対して右側の守備を厚くするといった対策が取れます。

得意コースを防いでいるので、相手が避けてストレートを狙ってきても威力は落ちやすいです。

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【まとめ】
慣れない頃は強烈なジャンプサーブを打たれるのは、嫌なものだと思います。

多分、この手のサーブはそもそもレシーブ成功率が低いからだと思います。

サービスエースを取られたりすると盛り下がりもしますし。

ですので、サービスエースを取られないように考えて、先ずはどうにか触る

とりあえず上げることから考えてプレーしましょう。

「頼む!外してくれ!」と願ってしまったら、そのサーブはずっと取れません(笑)

意識してプレーし続ければ、苦手じゃ無くなってるかもしれません。

 

あと、悪い流れの防ぎ方でも書いてますが、ジャンプサーブを二連続で決められたらタイムアウトを取りましょう。

タイムアウトを取るだけではなくて、レシーブ範囲を確認して,次こそ取るという気持ちを作るんです。

 

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