ジャンピングフローターサーブの威力を上げる打ちかた!
2018年10月5日から8日にかけて開催された福井国体バレーボール(成年女子)の試合を見に行ってきました。
ソフトバレーボールに活用できる技術,戦術を勉強するには成年男子よりも成年女子と思ったわけですが、期待どおりでした!
コンビネーション重視の攻撃とそれを許さないブロック,レシーブの連携守備が見応えで、ラリーの多い白熱した試合をたくさん見ることができました。
小さくても器用な選手の活躍も見れました。(鳥肌たちました)
サーブでは『ジャンピングフローターサーブ』が一番人気でした。
そんなジャンピングフローターサーブにも打ち方は人それぞれで、中でもこれは!と感じたことがありましたので、ご紹介したいと思います。
気づきから1ヵ月…すでに実証・分析済みです!
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今回は普段からジャンピングフローターサーブを打ち慣れている方に向けた、威力の上げ方についてご紹介します。
もちろん、これからジャンピングフローターサーブを打ってみたいと考えている方ににとっても、目指す技術として有益な情報となりますので是非読んでみて欲しいと思います。
関連記事:ジャンピングフローターサーブの打ち方については、ナックル(無回転)サーブのコツ,サーブの基礎とコツを参考にしてみてください。
ジャンピングフローターサーブの威力
ジャンピングフローターサーブの威力ってどういうことを指すのでしょうか?
レシーバー視点からの嫌なサーブについて考えてみると簡単です。
- ボールスピードが速い
- 揺れ幅が大きい
- 打ち出しから到達までのボールスピードの変化が激しい
打ち出しから手元に届くまでの時間が短いほどレシーブ判断が遅れる
ナックル(無回転)であるため、空気抵抗を受けて激しく揺れる
ボールスピードが失速または伸びる(失速が少ない)
特にスピードの変化ですが、意識していないとなかなか気づかないんです。
ヒトは一番慣れているスピードを『標準』とし、レシーブ成功体験から『簡単なサーブ』と認識しています。
この標準に適合しない変化(ギャップ)に対し「嫌だな」と感じるのです。
よくあるシーンですと、
「ここに来る!」と予測したレシーブポイントよりも、
- ボールが失速して手前に落ちる
- ボールが伸びて後ろに落ちる,肩に当たる
といった感じですかね。
では、そんな嫌な威力のあるサーブを打つにはどうしたらいいのでしょう?
ここまでお読み頂いてすでに気づかれている方もいると思いますが、
ボールスピードをあげることなんです!
ボールスピードが速いから…激しく揺れますし、速度変化が起こるんです。
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ジャンプフローターサーブのボールスピードを上げる
では、ボールスピードをあげるにはどうしましょう?
スパイクですと単純にスイングスピードをあげても良いのですが、
ジャンピングフローターサーブとなると、ナックル(無回転)であることが絶対条件なのでスイングだけスピードを上げると、ボールに回転を与える確率が上がってしまうんです。
スイングスピードを上げて回転がかかってしまうと…お気づきのとおりホームラン(アウト)になります。
ナックル(無回転)を打つためのスイングスピードには限界があるということになります。
そこで他にボールスピードをあげるためにはどうしましょう?
身体全体のスピードを上げるんです。
ダッシュしながらジャンピングフローターサーブを打つということです。
体重の乗ったボールとも表現されますが、
身体全体のスピードあげて打つジャンピングフローターサーブは『威力のあるサーブ』となります。
これが『ダッシュジャンピングフローターサーブ』です。
ダッシュして、片足ジャンプするまではボールを手に持っている状態ですので、両手で持つわけにはいきません。
逆手(右利きなら左手)にボールを持ち、体の前に腕出した構えの状態から、ダッシュします。
エンドラインからできるだけ離れて、構えたらダッシュスタート!
ここからはジャンプサーブの打ち方(コツ)のStep4で、
- @ボールは利き腕の逆手(右利きなら左手)で持ち、利き足を引いて構える
- A1歩目(右利きなら右足)を踏み出し
- B2歩目(右利きなら左足)で片足ジャンプしながらトスを前方に軽く上げ、
- Cそのまま空中でボールをヒット
一連の流れでテンポ良く打つのがコツです。
…とご紹介しています。
いつも通りのジャンピングフローターサーブを打つだけです。
そして…エンドラインギリギリで斜め前方へ片足で踏切りジャンプ&ヒッティング!
空中でヒッティングしている場所は真上から見ると『コート内』ですよ。
少しでも相手コートに近づくんです。
「ダッシュを追加するだけでいいの?」と聞こえてきそうですね。
そうです!それだけで後はいつもどおりです。
「普段からダッシュしてるけど。」といった方も、更にスピード上げることができないか再度試して欲しいです。
だってまだスピードあげることができるかもしれませんよ?
ダッシュのスピードがあがれば、格段にサーブの威力が上がります。
サービスエース率も上がります。
そして意外にも、サーブ失敗率にはそれほど影響しません。
これって結構なメリットじゃないですか?
ダッシュの流れでいつもどおり打つため、手元が狂う影響が少ない、または当たりそこなっても勢いがあるから相手コートまで届くことなどが考えられます。
さいごに
『ダッシュジャンピングフローターサーブ』いかがでしょうか。
ご存じのとおりソフトバレーのボールは硬バレーと違って、やわらかく大きいので空気抵抗を大きく受けて、大きく揺れます。
『ダッシュジャンピングフローターサーブ』はソフトバレーボールでは特に効果的ですので、是非試してみて下さい。